
贈答の基本的な考え方として、
新鮮なものを贈るということがあります。
昔から、風呂敷に包んだり。
袱紗をかけたりすることは、
汚れから守るということだけでなく、
「気」を新鮮なまま保つということも意味します。
また、包むという行為には、
外部からの「けがれ」を遮断するという、
結界としての役割もあります。
その流れから、現在も風呂敷は、結婚など
人生の節目節目に使用されています。
風呂敷で包む行為、
そしてその意匠には、
相手を思いやる気持ちや
相手の心を察する気持ちが、
日本人の美意識として表現されています。
私たちは、
皆さまの人生の節目を彩る、
「気持ちを結ぶ」風呂敷をご提案します。
風呂敷のデザインを依頼している主な作家たち

結婚や入学、卒業、出産、開業などの、
おめでたい特別な「ハレの日」に、
贈り主の気持ちを届ける
デザインを目指しています。
オリジナルデザインも承っておりますので、
お気軽にお電話ください。
約300年前の江戸時代の享保5年(1720)、
絹屋佐平治らが京都西陣より
持ち帰った技術をもとに創織した「ちりめん」。
冬の季節風は雪をともなってきびしく、
秋から冬にかけて吹く「うらにし」と呼ばれる季節風は、
「弁当忘れても傘忘れるな」と言われるぐらい
湿気をともなった雨が降ったり、止んだりする日が続きます。
この丹後の気候風土が、
良質の水、適度な湿度をもたらし、
今日現在まで丹後ちりめんを育んできました。
生地全面の細かい
凸凹状のシボが特徴の丹後ちりめん。
このシボによって光沢をやわらかく抑え、
光にふくらみを持たせ、しなやかな感触と
しっとりとした風合いを引き出し
美しく色鮮やかな発色性に優れた
白生地ができあがります。

京都府北部丹後半島にある
与謝郡与謝野町岩滝は、
日本三景 天橋立の対岸に位置し、
丹後ちりめんの中でも半衿、帯揚、風呂敷など
和装小物生地産地として栄えた地域です。
